PHILOSOPHY
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1÷2=0.5の考え方について、1つのものを2で割った時、0.5と幼少期に教わる。ただここでひとつ疑間を抱いた。0.5と数式にのらない0.5があるのではないかと。教育課程の中で学んだ常識はいまも疑い続けている。例えば、欲しい情報にアクセスする際に必ずしも、欲しい情報のkwを検索するのかということ。
車が欲しい。そう思っている自動車メーカーは当たり前のように車というkwを中心に集客コンテンツを考える。ただもし、1÷2=0.5という数式に対する疑問が当てはまるのであれば、林檎と検索して自動車メーカーが発する情報に流入しているかもしれないと仮説を立ててみてほしい。
他にもこんなアプローチがある。スポーツメーカーであるNIKE。彼らは靴を売っている会社だが発信する内容には、ソールが優れているとか商品をPRすることなく、偉大なスポーツ選手やスポーツの素晴らしさをPRしている。
少し、ほんの少し物事に対する視点をズラして見つめる事で、新しい世界が見えてくると考えている。
真実は表層の向こう側にある。SEOやデータ分析で見えるのは、氷山の一角に過ぎない。ユーザーの真の意図、潜在的な欲求、行動の裏にある感情 - それらは数値化できない領域に存在している。
私たちは表面的な「正解」を疑い続ける必要がある。
デジタルの海で泳ぐ魚たちは、予測不可能な軌跡を描く。検索ワードという餌で釣れるのは、全体の何割だろうか。本当に価値のある魚は、まったく違う水域で泳いでいるのかもしれない。従来の常識に縛られない柔軟な発想が、新たな可能性を切り開く。
科学の世界では、既存の理論体系が新しい発見によって覆される瞬間がある。それはパラダイムシフトと呼ばれ、世界の見方が一変する。デジタルの領域でも同じことが起きている。固定概念にとらわれず、常に新しい可能性を探り続けること。それが、次の時代を切り開く鍵となる。